「禁酒」「節酒」「休肝日」を始める時の心構え
「禁酒」「節酒」「休肝日」言葉でいうのは簡単ですが、毎日欠かさず飲酒をしている人にとっては実際にそんな日を作る事はとても難しいものです。
成功の秘訣は「最初からやっていないと自己暗示」
私自身の体験ですが成功の秘訣は「最初からそんな事をしていない人」になりきる事です。私は過去にこの方法で「禁煙」に成功しました。今日はその話を書きます。
私が禁煙に成功した時は
タバコは20年近く吸い続けました。何度も止めようとしましたが挫折の連続でした。
「今日から禁煙だ」
と思った瞬間から寝ても覚めてタバコの事ばかり考えてしまいます。
「はぁ タバコ吸いたいな」
そして「禁煙中だ」とひたすら自分に言い聞かせます。
「今日は禁煙1日目」
「やっと禁煙2日目だ」
「ついに禁煙1週間目・・」
と・・。
でもある時気づきました。これでは逆効果です。「自分は禁煙中だ」と言い聞かせる事で同時に「自分は喫煙者だ」「本当はタバコをする人間だ」「本来はタバコを吸うのに我慢しているんだ・・」とひたすら自己暗示をかけてしまっていたのです。
何度目かの禁煙の失敗の果てにやっと気づきました。
そして「本来はタバコを吸わない」と思い込んでみる。
ある時、「そうだ!『最初からタバコを吸わない人間だった』と思いこむことしてみたらどうなるだろう?」
そして実際にやってみる事にしてみました。
方法は簡単です。「タバコをすいたいなぁ」と思ったら「いやいや自分は最初からタバコを吸わなかったんだ」と思い込む。ひたすらこれを繰り返します。
タバコを吸わない人になりきってみると
「タバコを最初から吸わない人はどういう思考回路なんだろう」とも分析します。
例えば美味しい者を食べた後、ここで一服欲しいなと思ったら、
「いや。最初からタバコを吸わなかった人はそんなことは考えないものだ。だから自分も考えない」
「すげぇ 今日で禁煙一週間達成だ!・・・いや。最初からタバコを吸わない人は吸わない事が当たり前なんだ。だからそんな事は考えない」
「他人のタバコの煙ってこんなに腹が立つんだ・・・。いや最初からタバコを吸わない人は、他人のタバコの煙にもイライラしない」
そうやって「自分はタバコを吸わない人」だ、という暗示をかけ続けたら、不思議と「吸いたいという気持ち」は一切湧きあがらなくなりました。
そして完全に禁煙に成功。タバコそのものが全く気にならない。
禁煙に成功した今まったくタバコが気になりません。
喫煙者の人が想像するような「タバコの煙にイライラする」という事はほとんどありません。
たまに他人のタバコの煙に閉口しても「空気が悪いなぁ」「今日帰ったら、この服はクリーニングに出そう」と心の奥底で「舌打ち」している程度です。
よく「嫌煙家」と言われる人がいますが、ああいう人達は心の中ではいまだに「喫煙者」なのだと思います。
「嫌い嫌いも好きのうち」という事です。
普通の人にこんな質問をしたとします。
「ピストル嫌いですか?」「戦車は好きですか?」「ヒグマは怖いですか?」
殆どの人がピストルも戦車もヒグマも身近ではありません。
だから答えはこうなるはずです。
「考えた事がないので、わからない」。
タバコも吸った事がない人はタバコに対して、
「嫌いも好きもない」
これにつきる筈です。少なくとも今の私はそうです。
禁煙を初めて1っか月であっさりとこういう境地にいたれました。
今は吸いたいという気持ちはまったく湧いてきません。
(※ ちなみに禁断症状は別です。タバコを吸いたいという気持ちが消滅した後も激しい禁断症状に襲われました。なぜタバコも吸いたくなくなったのに禁断症状が現れたのか、それが禁断症状だと言えるのかは、そのうちこのブログに書こうと思います)。
おわりに
禁煙と「休肝日」を作る事が同じとは癒えませんが、少なくとも「飲まない日」は異常な事でも難しい事でもなく「普通の日」の「普通の事」。こう思えるような暗示をかける事は有効だと思います。
併せてこの記事もお読みください
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