お酒に慣れ親しみすぎると、給料が増えた分はすべてお酒に消える。

飲まない日を増やすメリット

お酒に飲まれると、給料が増えた分はすべてお金に消えます。

禁酒を始めたり、節酒や休肝日を作りを始めると急にお財布のお金に余裕が生まれます。逆に言えば毎日お酒を飲み続ける事はその分お金を使っている事に。お酒を毎日飲み続けると、金銭感覚が麻痺してしまうのでしょう。給料の多くをお酒に使ってしまうようになる訳なんですが、本人はそれを疑問にも思いません。今日はその事について書きます。

A君の事例(会社内の地位が上がっても、増えた給料はすべてお酒に)

これは私の知り合いの若者の事例です。

A君は最初は学生アルバイトとして知人の会社に入ってきました。当時は就職氷河期で就職できず、そのままフリーターとして残りました。A君はフリーターとしてフルタイムで働き、夜はコンビニでも働いたようです。推定ですが当時の年収は150万円位だったことでしょう。別の地方の出身で私の会社がある街で1人暮らしをしていました。1人暮らしとしてはギリギリ生活ができる収入だと思います。当時はそこら中に同じような就職氷河期のフリーターを見かけたものです。

フリーターとして日夜働きつつもお酒はしっかり飲む

A君はお酒が好きだったようで、(失礼ながら)少ない年収にも関わらず毎週発泡酒を飲んでいるとの事でした。。実際に彼の住む部屋の中を見たわけではないのですが、何かの話の時に「家で毎晩発泡酒を飲んでいる」と話していたのできっとそうなんでしょう。

それを聞いた私は心の中で「そんな年収なら酒など飲まないで節約して、その金を就職活動の交通費にでも使えば良いのに」と思ったものです。

契約社員に昇格したら晩酌も缶ビールに昇格

A君の働きぶりは悪くないらしく、そのまま勤め先の契約社員に昇格しました。アルバイトよりは給料が上がり、年収200万くらいになる筈で、出世です。夜のコンビニはやめて職場は私の会社一本にしたとの事。

暮らしを立て直して「転職活動でもするのかな?」と思っていたのですが、そんな事もなく同じ会社でそのまま働き続けました。暮らしに変化は全くなさそうですが、毎晩飲む酒が発泡酒から缶ビールに変わったとの事です。

それ以外の生活はあまり変わらないようでした。A君の話や共通の知人から入ってくる情報の範囲では彼の周りには同じような境遇の仲間ばかりのようでした。だから彼にも特に焦りはなかったのでしょう。

A君は正社員に昇格。晩酌が居酒屋に変わる。

A君は少々不愛想でしたが働きぶりは真面目だったのでついに正社員になりました。これで年収は300万円になりました。

私も含めた周囲は心の中で「良かった良かった。これで他人に堂々と名刺を渡せる立場だ」と思ったものです。ただ暮らしぶりの変化を見ていると週2~3回ほど居酒屋に行くようになったようです。

あとは身なりがすこし小ぎれいになったくらいでそれ以外の生活はかわらないようでした。

結論。酒を飲む事が当たり前になると増えた所得はすべてお金に。

どんな暮らしをしようとA君の自由です。とやかくは言う事はできませんが、お金の観点から見ると、年収が増えた分がそのままお酒に行ってしまうようでした。このように「お酒」を飲む事が毎日普通になってしまうと、収入が増えた分がそのまま酒に費やされてしまう事になります。

まとめ

A君もフリーター時代はつましい暮らしだったと思います。節約に節約を重ねた生活だった筈です。あのリーマンショックにまつわる就職氷河期は相当に辛い日々だったはずで、その辛をお酒が紛らわしてくれていたのかもしれません。だから「お酒が悪い」という訳ではないのです。

ただ「毎日飲む事」が当たり前になってしまうと、間隔が麻痺し給料が増えた分をすべてお酒に費やしてしまう事があるのです。

酒は本当に習慣性が高いものです。慣れ親しみ過ぎてしまうとどうしても酒量をコントロールできなくなってしまいます。

そうならない為にも「節酒」をしたり、定期的に「休肝日」を作ることです。「禁酒」はできなくてもそれくらいはできると思います。このブログは「禁酒」ではなく「休肝日」「節酒」を主題に書いています。

追伸

過去に「お酒とお金」について書いた記事があります。そちらもぜひお読みください。「休肝日」を作る為に苦しんでいた私の日記です。

まずこの記事は休肝日を数日作る事で残ったお金で美味しいものを食べれた事を書いています。

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次の記事は優雅にも国技館に相撲観戦に行き、その日に美味しいお酒と食事をした事を書いています。今後は休肝日を作り、お金を節約して、たまに飲むときは美味しいお酒を飲もうと決めたという事を書いています。

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今日は相撲観戦。両国国技館まで来ました。 相撲観戦の時は酒を飲もうと思っていたので今日は休肝は中止。開放日です。 これからはお酒を飲む日を開放日と呼ぼうと思う 今で「休肝日」「休肝」「休酒」等の言葉の使い方に迷っていましたが、このブロ...

最後の記事は、仕事の集まりで有名ソムリエを囲むワインの試飲会にいって、良いお酒のおいしさに気づき、惰性でお酒を飲む日々をやめようと再確認した事を書いています。

酒を飲む日(開放日)
3日間酒を飲まなかった成果 朝が爽快 酒を飲まない3日間を経て大分身体が「飲まない事」に慣れたのか、今朝はグッスリと眠れました。よく眠れた理由が昨晩プールで泳いだおかげなのか、それとも休肝日を3日続けて完全に酒が抜いたおかげなのか解りませ...

以上です。毎日飲んでいたお酒ですが、今は飲む日を週1~2回に減らせています。その為のモチベーションとして「普段は我慢する代わりにたまに飲む日は美味しいお酒を」という記事が多くなっています。「休肝日」「禁酒」「節酒」を主題にしたブログなのに「飲酒」を誘発していると誤解を招くかもしれませんが、決して「飲酒を進めている」という訳ではありません。その点はどうかご容赦ください。

当ブログの方針

過去記事でも書いているとおり、このブログは「お酒を毎日飲むのはやめよう」という趣旨で書いています。「お酒」そものものを否定しているわけではありません。30年間毎日欠かさずお酒を飲んできた私が、苦しみながらも休肝日をつくろうとした事を書いた事から始まりました。つまり「節酒」することを主題に書いています。

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